九月の色

雨の歌は 恋の歌
恋の歌は 別れの歌
口ずさめば おさえた涙が
待ちきれずに リズムをとりだした

ガラスのドア 開けたとたん
呼び出したわけが わかったわ
サヨナラを言うには お似合いね
街は小雨模様の午後
あやまることなんか ないわ
どうしたの? あなたらしくない
季節が変われば 人も変わる
お願いよ 黙って行って

雨の歌は 恋の歌
恋の歌は 別れの歌
無駄になった あなたの大好きな
イアリングに 九月色のしずく

一度も見せたことのない
その背中 とても広かった
ばかね 追いかければもしかして
引きとめられた愛なのに
水彩画のように 淡く
美しい日々が くずれてく
あなたの香りが 流れるまで
髪を濡らして歩くだけ

雨の歌は 恋の歌
恋の歌は 別れの歌
口ずさめば おさえた涙が
待ちきれずに リズムをとりだした

雨の歌は 恋の歌
恋の歌は 別れの歌
口ずさめば おさえた涙が
待ちきれずに リズムをとりだした
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