男の街

小雨に濡れてる 五稜郭
襟をつま立て 駆け抜けた
どうせ恋など 縁ない奴が
慰め言葉に 涙ぐむ
男の街だよ 函館は-

海峡屋島に 陽が沈みゃ
瀬戸内あたりに 船がつく
帰って来いよと おふくろさんが
書いた便りに 故郷なまり
男の街だよ 高松は-

霧雨煙るか 桜島
すねたあの娘の 影一つ
どうせゆきずり 一夜のなさけ
帰るあてない 貴方を待つ
男の街だよ 鹿児島は-
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