二人暮らしが

冷たいだけの 風の日に
コートの中に 包まれてから
私はどこへも 行けなくなった 行けなくなった
手のひらの中で ブランデーを
暖めるあなたの そのぬくもりを
いつでも私は 感じていたい 感じていたい

わたしのことだけを 見つめてほしい
欲ばりになったのも あなたのせいよ

一人暮らしは 淋しいけれど
二人暮らしが 言い出せなくて

はげしいだけの 雨の日に
ふと立ちどまり うつむいてから
話があるなんて
言わないでほしい 言わないでほしい
それよりも今は くちづけを
あなたのやさしい そのくちびるに
さよならだけは
言わせぬように 言わせぬように

一人じめになんか しないつもりよ
待つことに慣れたのも あなたのせいよ

一人暮らしは 淋しいけれど
二人暮らしが 言い出せなくて
一人暮らしは 泣きたいけれど
二人暮らしが よけいにこわくて
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