お茶の水えれじい

棄て猫抱いたマドンナが
下宿の窓をノックして
今夜泊めてよ お願いよ
猫と私を眠らせて

君には熱い珈琲を
猫にはミルクあてがって
窓をあければ お茶の水
赤い電車が走ってた

愚かな無茶が許された
やさしさだけで生きられた
そんな時代のお茶の水

季節が三つ行き過ぎて
人生なんか想う時
二十才間近のマドンナは
猫と一緒に出て行った

確かな愛があげられず
ただ傷つけてしまったと
君を想えば お茶の水
雨とシャンソン よく似合う

小さい愛がちらばって
大きい愛がこわされた
そんな時代のお茶の水
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