俺たちの朝

ほとばしる水の冷たさに
今日がかくれている
見えない太陽に 向って鳥たちは歌い
おどろいたように 地平へとはばたく
答を知らぬきみに できるのはただ
明けてゆく青空に 問いかけること

聞きなれた街のざわめきに
夢がかくれている
忘れたふるさとを 求めて陸橋を渡り
雑踏の中に まぼろしをみつめる
答を知らぬきみに できるのはただ
明けてゆく青空に 問いかけること

呼びかける声の優しさに
愛がかくれている
小さなほほえみに うずまいて友だちと出会い
悲しみの夜を 明日へとめざめる
答を知らぬきみに できるのはただ
明けてゆく青空に 問いかけること

答を知らぬきみに できるのはただ
明けてゆく青空に 問いかけること
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