シナリオ

ひとり頬杖つく
窓ガラスの向こうに
生き急ぐ人と
永遠のメトロポリス

絶え間なく映る
四方からの情報
他人事なギャラリー
片手に夢抱えて

いまだ足踏みの日々
予定で紛らわせて
急ぐ秒針とコーヒー
間に合うエクスプレス

どうしたってノンストップな朝
2ビットな夜を乗り継ぎ
出会ったり終わったり 何度も
書き換えられていくシナリオ

足りないものは何もないけど
僕の世界はつぎはぎだらけ
それもありかな
小さな空も笑った
たったいま

たまに思い出すのは
駅で手を振った時の
風の匂いと眼差し
ポケットで握りしめた

ノールックで十歩先へ
ユートピア 明後日の街角
ワンステップツーステップで手にする
摩天楼のようなグロリア

足りないものは何もないけど
僕は時々何者なのか
分からないまま
街を行くのさ
やっといま晴れ空

足りないものは何もないけど
僕の世界はつぎはぎだらけ
まだつづく...
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