恋の段落

眠れない夜 いつも抱いてる
ぬいぐるみの仕事を引き継ごう
手紙や電波に寄り道しないで
これからは届けられる言葉

春一番を抱きしめるように
曲がりくねる生成りのカーテン
茶碗と箸が詠う自由律俳句
鳴り響けいつまでも

肌色って聞いた時に
僕の肌色じゃなくて
君の肌色が思い浮かぶくらいに
当たり前になって欲しい

たったひとつの命を
君の為に使い果たしてもいいかい
永遠なんてもう要らないから長生きしよう
飛んでかないよう薬指の自由を奪わせて

どこからが今日で どこまで昨日か
わからなくなるゾンビのゲーム
改行じみた朝陽の指先は
喧嘩のリセットボタン

同じふたり 同じ暮らし
同じ詩に のらりくらり
同じふたり 同じ暮らし
だけどここで段落を変えよう

明日から訪れる
なんてことない暮らしが待ち遠しいよ
真っ白なドレスを着なくたって君は天使

たったひとつの命を
君の為に使い果たしてもいいかい
永遠なんてもう要らないから 長生きしよう
飛んでかないよう薬指の自由を奪わせて

時々 愛に変わりながら 恋が続いていく
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