神話

廻る荒野で反逆者へ
仮初の現在を
底なしに愛してしまっていたのは
仮想じゃない
神に銃を突きつけた魔女の産声

この無法地帯で
感覚や匂い景色が惜しい
一層残酷だっていいよ
大切なものだけ守れたら

ぎゅっと握りしめた
弾丸が熱を帯びてるのは
きっと運命を飛び越えた
君が氷結を解かして闘うから

廻る荒野で反逆者へ
偽物かどうかを
語る前にとうに歌っていたのは
仮想じゃない
神話のように大それた魂の産声

あの天体に問えば
かけがえのないものなどないんでしょう
きっと運命は存在しなくて
舞い咲き乱れるままに
明日を染めればいい

誰も知らないあの世界で
宝石箱の蓋を開けて
虹を指すのが私じゃなくても
真実だけ残るのなら

廻る荒野で反逆者へ
仮初の現在を
底なしに愛してしまっていたのは
仮想じゃない
シナリオが欺いた世界の秘密と
神に銃を突きつけた魔女の産声
×