Reminiscence

窓辺の花の色が変わる
逢いたくなる人がいる
なつかしいシャツ着るみたいに
あなたのこと思い出す

風がまた
忘れていた
優しい香りを運ぶ
好きだった声
耳をすませば
ほんとうは ひとりじゃない

悲しみは決して消えないけど
心は思い出に包まれてる
かならずその先で
あなたはいつも
微笑んでいる

陽だまりのベンチに並んで
他愛ない話をした
時間は限りあるものだと
あの頃気づかなかった

読み終えた
古い本に
続きがほんとはあると
あなたはきっと
知っていたのね
夢ばかり見てるように

さみしさは決して消えないけど
心はぬくもりを憶えている
かならずその先で
朝は何度も
くりかえすでしょう

まちかどで
ふいに 視線が止まる
いつか見た 青い空が
教えてくれた永遠の入口

悲しみは決して消えないけど
心は思い出に包まれてる
かならずその先で
あなたはいつも
微笑んでいる
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