泣くな東京

新大阪駅のホームが最後
もう君に会うことはないね
僕は東京へ行きます

「大丈夫」と笑ってくれた
女の一つも守れずに
何が夢だ
何が青春だ

「何度でもやり直せる」
大人は嘘つき
10代 半透明
午前2時 大都会
裸足で歩く足跡は嘘をつかない

僕だって1人だ
誰だって1人だ

泣くなよ、東京シティー
涙が海になったら
街へ帰ろう
叫んだ東京シティー
声は きっと誰かに
聞こえるだろう

守るものばかり増え
自分を失くした20代
明日も朝は早いからさ
「俺今日はもう帰るわ」

夢も希望も愛する人もないなんて
平気で嘘ついて
本当の本当は自分で手放したんだろ

逃げ回って見つけた場所で
輝くことを覚えた
失ってたまるか
二度とやり直せないから
自分で選んだ
この人生もこの毎日も

大人だから泣かないよ
でも大人だって夢を見たいよ

泣くなよ東京シティー
涙が海になったなら
その青で春を思い出せるさ
走れよ 東京シティー
今を輝かせなきゃ
ねぇ 意味がないから

泣くなよ東京シティー

笑えよ東京シティー
明日もどうせ変わらないけど
生きてかなきゃ
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