窓辺のノア

あどけない僕らはカゴの中首傾げて
揺れている
窓の外生きてる水色の壁
はどうやら続くらしい
生まれた場所の香り探し
窓辺で眠り夢見る
昨日までいたあの柔らかい友達はもう
見当たらない
黒い毛の知らない友達が家に来ては
泣いていた
思い出はいつの間にか綺麗になって消えてしまった
僕らには選べない幸せが見えてしまいそう
隠して、ねぇ
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