ばらばら

ばらばらな僕らは
息継ぎをして
つぎはぎの夜を泳ぐ
君越しの華やいだ街がほら
指先の青に溶けて
消えそう
僕もいつか忘れていくんだってさ
そんなもんだって
君は言うしさ
永遠もいつか終わるらしいよ
日曜日の夜みたいにさ
夢みたいな日々の中で
今を伸ばし続けて
ばらばらな僕らは
息継ぎをして
つぎはぎの夜を泳ぐ
君越しの古ぼけた街がほら
色をなくし続けてる
君は自分がわからないって言った
まるで胡蝶の夢みたいだわって
僕もたまにわからなくなるんだ
これはただの夢なのかもしれない
ばらばらな僕らは
息継ぎをして
つぎはぎの夜を泳ぐ
君越しの色褪せた街はただ
伸び続ける
その夢は
覚めない
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