聖なる惑星 -Sanctuary-

涙はたったひとつだけ
心が造れる宝石
どんなに悲しい日でも
あなたは守られている証し

魂という名の星を宿し生まれ
いつしかその聖なるささやきに気づくの

目を閉じ耳をあてて聴く
愛する人の鼓動には
宇宙を旅した人の
泣きたくなるような声がする

あなたを抱きしめると 美しい気持ちになる
汚れない夏の日の 夕空のように

水の星だよとささやいた
野生の百合の群生(ぐんせい)も
この身体(からだ)も魂も
あなたが棲む聖なる惑星

岸辺に寄せる波 夜の果て燃え尽きて
星屑が繰り返す 永遠の営み

目を閉じ耳をあてて聴く
愛する人の鼓動には
宇宙を旅した人の
懐かしい 崇高な
静けさに似た声がする
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