Distant Shore

少し焼きすぎた
ほてった肌を
休める 午前2時
古いホテル
大きな窓
私はひとり
飲みかけのグラス
月を浮かべて
あなたを飲みほすわ
2人はただ
若すぎたの
好きだったのに
たった一枚のフォトグラフの中に
無邪気な夏が
横たわっているわ 楽しげに

南十字星の行方さがして
夜明けを見る度に
哀しかった
あなたの海
飛びこめなくて
たったひとことが言い出せなくて
無邪気な夏を
涙がさらって さようなら

今でも想い出す
遠い夏
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