零光

閉じた瞼の裏
揺らめく息
砕けた声が
風に消えて凍りついた
祈りの欠片
名もなき想い
ひとひらの夢

救いを宿した足音は
まだ、こだましてる
震える手に残る
あなたの願い
僕は叫ぶ

頬を撫でた記憶が
温もりを探しても
涙さえ閉ざされて
何も語れない

届かない声の欠片
拾い集めあたためる
あなたを抱きしめる
その日まで
0 echo

なぜ
僕は立ち尽くすの
なぜ
痛みを癒せないままなの

「聞こえてるよ」
囁く声が、心に翼をくれた
誰にも終わらせやしないさ
今、迎えに行く

振り下ろした刃が
闇を断ち切る瞬間
音もなく咲く願いよ
どうか、消えないでくれ

暁、命火灯す
この声が零に還き戻ったとしても
微花に未来は息づいてる

明日があなたを試すなら
僕の光で照らそう
Next light will shine
あなたがほほえむその日まで
0 echo
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