星の物語

なぜあのとき
ふたりの前で
空を切り裂くように
流星が運命照らした

なぜあのとき
何も考えられずに
愛はただ走りだした
まっしぐらに

Spring time
夢見てるみたいに
Summer breeze
燃え上がったふたり
Autumn leaves
肩を寄せ合って
Winter stars
空を見上げていた

あの頃のふたりを
なぜか思い出してる
傷だらけの望遠鏡
ピント合わせた向こうに
瞬く

なぜいつから
けんかばかり
悪いのはあなたと
決めつけた
心の中でも

なぜあのとき
気づかずにいたんだろう
幸せはその先にあることを

Spring time
口もきかないまま
Summer breeze
出て行った私を
Autumn leaves
優しい風だけが
Winter stars
そっと見送ってた

あの頃のふたりを
今も思い出してる
磨りガラスに映り込んだ
物語り見てるように
流れる

Spring time
頬杖つきながら
Summer breeze
あなたを想うとき
Autumn leaves
クスッと笑ってる
Winter stars
私がここにいる

あの頃のふたりは
もうここにいないけど
冬の空に並んでいる
双子座を見つけたなら

あの頃のふたりを
いつでも思い出せる
何光年前の光
星が届けてくれてる
みたいに
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