恋するマドンナ

スカートの裾をひるがえしながら
待ち合わせのカフェ・テラスへ急ぐの
赤い陽よけの下の白いチェアー
あなたの笑顔だけを探す
Holiday……

耳元涼しい
ショート・カットの髪
変わった私に
あなた驚いて

みつめて欲しいの溶ける程
真夏の太陽 そんな情熱で

みつめていたいの いつだって
時間だけ止めたいの

イタリアン・レッドのシャツのまぶしさは
陽は灼けたあなたによく似合ってる
広場にある噴水の水しぶき
腕かざし私をかばってくれる

トリニタ・ディ・モンティ
階段の花屋で
白いマーガレット
買って胸にさす

“恋するマドンナ”
誰にでも一度は主役が
訪れるものね

みつめて欲しいの今だけは
世界一のまなざしで……
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