ゾルを追いかけろ

太陽が地球の7割占める 海水分子を踊らせ
熱エネルギーな水蒸気に気化 周囲の熱奪い
相対的に浮き 上昇気流 運動エネルギーにタダ乗り
海水3%な塩も 紛れて浮遊

100mごと上昇 気圧下げ 0.6℃ずつ冷え
周りより体積増え 密度減り アルキメデスの原理
気球のように浮力得た 水蒸気と塩
高度10kmで天井 運動が位置エネに転換

水分子同士 距離縮み 分子間力復活
気体が液体に凝結 塩を核にし雲の粒(0.01mm)
100万個集め1mgの水滴となり 重力が引き
雨 位置エネは運動量ベクトルに化け

重力加速度累積 時速2,000kmになると思いきや
終端速度(時速)20kmに 留まるその訳は
空気引き裂く水滴の後ろにできる 乱流の渦の低圧が
スポイト状に吸ってブレーキ 旗がたなびく原理 カルマン渦

「はやぶさ」 高度7万kmから落下 時速4万km
3,000℃の摩擦で 熱エネルギーと化し 雨の藻屑に

夕焼け傾き 大気横殴り 赤だけ残ったレイリー散乱
可視光波長(0.0004mm) 同じサイズの海塩ゾル
全波長反射ミー散乱の 白色と混じり淡い赤となる
街よりエモい 沖縄のマジックアワー

その犯人が海塩エアロゾル 塩が雲の凝結核となり
過飽和な水蒸気 塩きっかけ相転移
入道雲作り 赤外線と共振、温め
気象衛星の「ひまわり」 赤外線カメラで監視中

空気膨張→低気圧→低温 高気圧→高温 体積(V)→圧(P)
押し引くPVで=nRT揺れる

圧で水分子押し合い伝播し それを温度化しボルツマン定数
沖縄の予想最高気温を発表
赤道直下を太陽熱して 海塩エアロゾルと水蒸気を舞い上げ
台風となって接近
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