冬の星座

「幸せか?」って何度もきいて
夜行列車で街を逃れた

窓辺を過ぎる校舎の影に
何とかなると 肩を抱いて
まるでふたりの卒業式さ

その日暮らしの東京
愛しあってるだけで 何も恐れなかった
君の笑顔それが勇気さ

あんな純な気持ちで人を
想う恋は 二度とできない
どこかで君も想い出すかな
切ない幸せを

冬の星座を指差しながら
星の名前を教えてくれた

夜空があんなまぶしいなんて
初めて知った 泣けるメモリー
無垢な時代も終わると知らず

愚か者だと笑え
すべて捧げてくれた 人を不幸にしたよ
ガラス細工みたいな心を

どこか遠いところに夢は
ずっとあると 信じていたよ
この手で抱いた 君こそ夢と
失くしてわかったよ

その日暮らしの東京
愛しあってるだけで 何も恐れなかった
君の笑顔それが勇気さ

あんな純な気持ちで人を
想う恋は 二度とできない
どこかで君も想い出すかな
切ない幸せを
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