たった1人のやつ

お前が先に 行っちまって
この世1番 幸せ者が 今は1番 不幸なやつさ
死ぬ時は 一緒と誓った 俺達なのに
どうして俺だけ 残していった
俺の後ろに 青春が 立ち止まったまま
少しも前に 進まない
涙酒さえ 少しも俺を 慰(なぐさ)めぬ
会いたいよ~ 馬鹿野郎~

君の横顔 悲しい匂い
静かな微笑(えみ)に 寂しい匂い 思い出すたび 胸締め付ける
やめてくれ 俺に微笑(ほほえみ)かけるのだけは
俺には微笑返せないのさ
君よりもっと いい女 溺れもがいたが
心は前に 進まない
どんな女も 少しも俺を 慰めぬ
会いたいよ~ 馬鹿野郎~

君の黒髪 枕した 思い出さえもが
少しも前に 進まない
森が泣く時 俺の心に 雨が降る
幸せだった ~ありがとう~
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