孤独のブルース

眠れないから 逢いたくて
逢いたくなるから 眠れない
冬の運河は 寒いけど
火傷するほど 愛してる

あんな男の どこが良い
波止場の鴎が 噂する
頬に零れた この水じゃ
愛の炎は 消せないの

好きとあなたが 言ったのか
それともアタシが 言ったのか
男心の 裏側を
無駄と知りつつ 聞きたくて

独りぽっちは 淋しくて
憎んでみたって 淋しくて
薄いコートを 掻き合わせ
そっと名前を 呼んでみる

バカな女が 夢を見た
身の程知らずの 夢を見た
どうせいつかは 醒めるのに
惚れたアタシが 悪いのよ
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