Diva

高鳴る心臓に祈りを乗せて
曖昧な夢を描く
幻想は想像のまま
終われないんだ

答えを延々と探し続けて
何者かになりたくて
潸々と降る夕立を
ただ眺めた

優しく寄り添って
心が晴れるのなら
翼が生えたような気がして
いつだって隣にいるから

だって言葉紡いで唄うことが
わたしの運命だ
世界にありふれた虚しささえも
上書きして
路地裏に咲いた花のように
願いを照らす
小さな光に憧れて

名前を持たない歌なんて
神様は認めてくれない
一つ一つ枯れない花のよう
昨日の自分にさよならして
溢れた涙
うまく笑えなくてもいいかな

だって理想は遠ざかってくばかり
もう散々だよ
どれだけ手を伸ばして叫んだって
届かないの
望めばいつか叶うはずって信じてる
どうか 歌よ響いて

あぁ心臓の鼓動が今日も五月蝿い

行き止まりばっか足が竦んで
立てないよ
音のない世界から君を見つけて
連れ出すんだ

言葉紡いで唄うことが
わたしの運命だ
世界にありふれた虚しささえも
上書きして
路地裏に咲いた花のように
願いを照らす
小さな光に憧れて
君の歌姫になれたら
いいな
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