アマテラテラス

僕らが見ている太陽って
8分も前の景色で
実はちょっと昔らしい
そう考えると不思議かもね
そこにあるようでいて
少しズレた時間を過ごしてる

きっと僕らの遠い先祖
隣の人のことを
一つも知らないけど
分かんないまんま東へ向かった

アマテラテラス この手で触れて
輪になって踊りましょ
アマテラテラス 聴かせて
あのね 君だって歌えるよ
誰にだって降り注いだ
8分前の光が差す方へ

僕らは分かり合えない
お互いの世界には
誰も価値を付けられない
それでも隣で生きていたい
こんなに狭い星だから
肩でも組んでさ 歌いましょ

ずっと独りぼっちはもう最後
岩のように厚い雲を
こそりと覗いた手を
握って掴んで引っ張り出して

数多(あまた)を照らす光は
寂(さみ)しい記憶も同じように
余さず照らし出すから
背中向けないで進むだけ

アマテラテラス この手で触れて
輪になって踊りましょ
アマテラテラス 聴かせて
あのね 君だって歌えるよ
世界中のどんな朝も
8分前の光に満ちている
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