僕のおばあちゃん

悔やしくて 涙で見た空は
夕焼け小焼け 茜色

「ごはんだよ」 おばあちゃん
僕を呼び 笑顔で おんぶした

ゆらり ゆらゆら 背中で聴いた
ゆらり ゆらゆら 子守唄
二人でひとつの 影法師

僕が子どもだった頃
泣いて笑って疲れて眠り

僕が子どもだった頃
いつもとなりに おばあちゃんがいた
僕を守ってくれていた

ただいまと 実家に帰ったら
小春日和の縁側で

うとうとと おばあちゃん 船を漕ぎ
僕は隣で 口ずさむ

ゆらり ゆらゆら 背中で聴いた
ゆらり ゆらゆら 子守唄
今度は僕が歌うから

僕が子どもだった頃
泣いて笑って疲れて眠り
僕が子どもだった頃
いつもとなりに おばあちゃんがいた
僕を守ってくれていた

ずっと元気で 長生きしてね
大切な 大切な
僕の大事な おばあちゃん
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