生証歌

降り立った別世界にはまだ友もなく無神経な人波
流されず進むには選ばなきゃいけない事もあった

あの日聴いた至上の音
今なお胸に響いている
翳り出す空と一寸だけ
シナジー生まれてはより鮮明に

何度迂回して通る道変わっていっても
行き先ならずっと覚えている
真っ白い朝も灰がかる夜も多分もう大丈夫
貰った全部宿してさ歩いていく

あこがれた夢世界では
つい奔走して都度燃え尽きる日々
考える前に動いていたい
たられば置いておいて姿勢正して

ああ静かに震える胸
躓くほど昂っていく
灯り出す街に一寸ずつ混ざって
目を閉じれば聴こえる歓声

出会いとか別れとかありふれたものほど
上手くは書けないものだ
ただ今の生き様を残すために歌っていく
全世界私の居場所

何度迂回して通る道変わっていっても
行き先ならずっと覚えている
煌めく朝もさんざめく夜も包んで離さない
貰った全部宿したら今度は私の番だ
ここで歌っているよ何時何時までも
生きる証を
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