「」のエゴ

朝が来るだけで 苦しくなる
針が進むたび 君が滲む

伝わってるよ 押し込めた痛み
今はただ その手を少しでも
温められたらなと願う

どうか どうか生きていてほしい
あぁ「」まだ埋められない言葉が
こんなにも
君がここにいてくれる
それが全てだ
余白に描くエゴ

頭では理解しているよ
心はいつも空っぽ
無力さを感じては
深い息が静寂に消える

あの雲をずっと見ていたの?
青いカーテンの隙間から
何度も君の名を呼ぶけど
この声は空に吸い込まれてく

どうか どうか死なないでほしい
なぁ 何もできずに
終わりにしたくはない
そばにいたいと思っちゃ
ダメだったかな?
終わりの見えないエゴを

どうか どうか許してくれないか?
届かないと知っても伸ばす手を

なんでだよ なんでだよ なんでだよ
声を聞かせて まだ温かいその姿を
ひとりにしないで
でも、これさえ、ただのエゴ

どうか どうか生きてほしい
あぁ「」埋められない言葉
君がここにいてくれる
それが全てだ
余白に描くエゴ

お願いどうか
どうか生きていてほしい
あぁ 「」ようやく見つけた言葉が
こんなにも
君への祈りでそっと塗りつぶすから
黒くなる余白のエゴ

待っててね と君を想う今 髪なびく風
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