オリオンリバー

いつかは君も思い出すように
最後には僕に優しくして
傷つけられた手順で
好きになっていったの
くだらない愛さ

白い星が降る夜の街角
疎らな人の影と歩道橋
終電も明日の支度もいいから
君の話を聞いていたかった
流れる空はオリオンリバー
針の千本くらい飲むから
約束をしたわけじゃないけど
君の所に必ず向かうよ

どうせ失うものなのにね
君の大切なところが増える
ありったけの想いより
幼いフリをして永遠を願おうよ

君の瞳の中で輝くのは
星を捕まえるくらい簡単じゃない
流星の様に突然現れる人に
声も涙も心の欠片一つも
奪われないように

いつかは君も思い出すように
最後には僕に優しくして
傷つけられた手順で
好きになっていったの
くだらない愛でも
夜がまだ明けないから
溶けて無くなってしまう前に行くよ
真っ白な星の下の出来事
抜け出せなくなるの
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