あなたへの想い

送り火の夜 この胸の中にも
愛の文字ひとつ 揺らめき燃えていた
なつかしい京都 石畳たどれば
熱くよみがえる あなたへの想い
やさしく寄り添う 河原(かわら)の涼風も
とうに忘れた 恋なのに

古寺の庭 椿散る音さえ
聞こえそな静寂(しじま) 淋しさまたつのる
ときめいた京都 歳月(としつき)は過ぎても
尽きることのない あなたへの想い
あの日は二人で 渡った渡月橋(とげつきょう)
ひとり渡って しのび泣く

いにしえの京都 これからの千年
きっと続いてる あなたへの想い
おんなの心は 変わらずいつの世も
めぐり逢う日を 夢みてる
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