リラのホテル

束の間の恋だけど
やるせない 春の日
街のはずれ リラのある部屋訪れる

窓放つ 若き二人
もどかしい春の日
風に揺れる やせたリラの木 愛してる

まろやかな君とリラ
言葉さえ 色褪せる

リラ
幻か この時 素敵だ!

淋しげな瞳の中
蒼い庭が燃えている

はかなく咲いて すすり泣く時 さようなら
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