さよならパラダイスビーチ

夏をつれ去る風が
ふたりの胸を吹き抜けた

白いデッキシューズの
乾いた砂を払って

桟橋に立つ長い影に
貝殻乗せてそっと手を振る

Don't ask me why さよならパラダイスビーチ
夏の物語 波に乗せて
帰れない 渚の天使が瞳をふせたら
遠い海に涙をあずける

折れたサーフボードが
浜辺の砂に埋もれてた

空は他人のように
悲しいほどに澄んでる

古びたバスが運ぶ人は
誰も無口に海を見ている

想い出を集めた入江に
きらめく陽射しが眩しすぎて
悲しみを隠したサングラス
外さないままで 時計の針 明日に合わせる

Don't ask me why さよならパラダイスビーチ
夏の物語 波に乗せて
帰れない 渚の天使が瞳をふせたら
遠い海に涙をあずける
×