ユビキリ

校舎のうらの細い道は そのままプールに続いていた
夏の水の色とともに 君の記憶も遠のいていく

あの日帰り道で 君とむすんだ約束は…

今もそしてこれからも 果たせないから
いつかなくしてしまうよ…
君は忘れないんだろう? 許せないよね
だから何度もふりかえった

くだらないことでムキになって ユビキリで笑った君の顔
小さなカバンにつめたものは 結局ぼくのユメばかり

夏の水の中から とうとう君は上がることはなく…

誰もいないプールでぼくは待ってる
君と約束したから
家に帰ろうとすると しぶきが上がり
ぼくはその足をとめるんだ

今日いつもの廊下で 君とすれ違ったのかも

今もそしてこれからも 果たせないから
いつかなくしてしまうよ…
君は忘れないんだろう? 許せないよね
だから何度もふりかえった
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