さよならの雨上がり

小さな滴が 最後に落ちて
雲がほどけた空に じきに陽は沈む
二人で差してた ひとつの傘を
雨上がりの道で 畳めずにいた

もう君は行く道を 決めてるのかい

さよならだけ言えないまま
ふたつの影が重なる
君の笑顔 手放したら
この僕に なにが残るのだろう

思い出ばかりが 浮かんで消える
一緒に暮らした部屋 君の服がある
もう一度明日を 選べるならば
帰り道を星が 教えてくれる

まだ君と見ていたい 幸せがある

さよならだけ言えないのは
それが答えじゃないから
君の涙 拭えるのは
僕だけさ きっと僕だけなんだ

さよならだけ言えないのは
それが答えじゃないから
君の涙 拭えるのは
僕だけさ きっと僕だけなんだ
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