時を覗きこんで

やわらかな感覚
一度きりの春
頬をいたずらにくすぐって
もう すり抜けてく

あの子からすれば 百年経つのも
些細なことかもしれないね
時よ止まれ と
願うこともないかな

名残惜しさと歳をとっても
育て続けよう 心に棲む優しい子

あたたかな太陽
木陰に咲く花
湖のほとりの調べを
ほら 呼び醒まして

段々と君のこと知っていった
淡々とくだらない日々が募ってく
飄々として 割れそうな鼓動鳴らしてる
おかしな子

たとえ僕らどれほど
大人になっていっても
騒ぎだす想いが
枯れませんように

無邪気なままで
時を覗きこんで
繋ぎあって見つけたいよ
笑える魔法
×