みだれ咲き

悲しみもあぁ苦しみも
それも人の常
どうせ最後は散る身なら
くよくよしている暇はない
昨日の恥も今日の無念も
花を育む雨となる
夜桜の舞い散る様を見て
微塵の悔いすら感じるものか
花も命も咲けば散るのさ
それがこの世の定(さだめ)なら
派手に咲くのさ凛と散るのさ
宵も浮世にみだれ咲き

生まれた時代を恨むなら
お前が時代となればいい
挑んだ負けと挑まぬ負けでは
明日の景色も変わるだろう
月夜には宴の三味が鳴く
幾重の憂(うれい)も忘れる詠(うた)か
老いも若きも咲いて知るのさ
枯れる刹那の美しさ
派手に咲くのさ凛と散るのさ
宵も繚乱みだれ咲き

花も命も咲けば散るのさ
それがこの世の定なら
派手に咲くのさ凛と散るのさ
宵も浮世にみだれ咲き
×