悪態なんかついちまうぜ

おぉ、読んでる漫画の六巻だけがねぇ
どうでもいい午後の三時
せいぜい良いとこで引っ張ってみたって
俺にゃ続きがねえ

風が吹く、人が笑う
外を往けど変りゃしねえ
あの角のコンビニエンスストアを曲がれば
最寄駅の明かりでなんだか綺麗な
キラキラに染まればいい

ちぇちぇちぇ
ちぇちぇちぇちぇな
ちぇちぇな悪態ついちまうぜ
ぶつけられた肩にはトドメの舌打ち
嫌々々々な
嫌々々になっちまうぜ
中指が指すのは煤けた路面さ

人、人、人
人、人、人
人、人、人
人だらけの道!
…帰りたいな

ダメになる、くさくさする
ぼやけた気持ちになる
理由ならきっとショウウィンドウに映るシケた面さ
昼飯くらいは綺麗なキラキラであってほしい

いぇーだらららららうららうらら
だうらな だならなどぅりだ
でぃらだでぃらだでぃ でぃ でぃ でぃだ
どぅだららならだな

ちぇちぇちぇな
そんな悪態ついちまうぜ
レイディマドンナは変わらないまま
泥のような暮らしがちょっとは
綺麗なキラキラで照らせりゃあいい

ちぇちぇちぇちぇな
ちぇちぇな悪態ついちまうぜ
自転車に入れられたゴミを見ていた
嫌々々々な
嫌々々になっちまうぜ

ちぇちぇちぇちぇちぇちぇちぇちぇな
ちぇちぇな悪態ついちまうぜ
期待通りの最低な日々なんだって
ちぇちぇちぇちぇな
ちぇちぇな悪態ついちまうぜ
ボケカスしばいた妄想で茶を濁して
ゴミの入った自転車でさ、どうしようか

ふらふら漕ぎ出す
×