不撓

どこまで来たのだろう岬は遥か遠く
荒れ狂う海原に心の凪を求めて

ゆらゆらと陽炎がこの先の道ぼやかし
未来が手招いているそんな気にさせられている

Think so. 皆同じだろう さぁ手を伸ばそう

くだらない毎日の歯車に成りはじめる
たまらなく理解っている僕にも五分の魂
きっと遠いけれども正しい

規則的なウィンカー
無機質な人生のBPM

左右どこへ行こうと
見てわかる違いなどない

昨日やろうとしてまた今日 多分明日もそう

救いのない毎日の呻きにも慣れ始める
味のしないガムをまだ
吐き捨てられないままで

前を走る友を呪いかけた
気づいて吐き気がした

藁にでもすがらなきゃとっくに沈んでいるから
笑って誤魔化していく お前の顔は忘れない

向日葵の咲く丘に いつか辿り着けるように
明かりのないこの場所で歯車をまわしつづける
今もまだ足掻き続ける
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