シェルター

つま先で蹴り飛ばした未来
通り過ぎるまであとどれくらい
どうやって息をすればいいか分からない
正しさで海が溢れ出して 飲み込まれた

「でも あなたはもう進みなさい」
きみがいないと
まっさらなまま生きていけるよ
だけどなんだか零れそう

悲しみが終わるなら
ここを後にして せめての永遠にしよう
遠い昔の叫ぶ声は 未だに行き場を探している
誰かが扉を叩いている

“さあ起きて
BGMをかけよう、きみの忘れる歌を
もう一度だけ”

いつだって心は流されて 欠けて
伴穴を求める 足りないままそこにあるのさ

でも 僕らはもう許されない
それもきっと悪くないかな
寂しくないよ
だけどなんだか零れそう

悲しみが終わるなら
ここを後にして せめての永遠にしよう
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