アンダーグラウンド

アンダーグラウンド
踏みならして今日も歌ってく
いつしか僕を捨てて 歩き出す日まで
アンダーグラウンド
どうかこの先もいつものまま
藍色に染まった 裸足の街へ
どこまでも どこまでも
越えていけるんだって言った

田舎町で育って
幼馴染と遊んだ
肩を聳やかすこともなく
せせら笑う人もいない

君は今何をしてる?
僕はそれを諒とすることに
抗って汚れて
それでも心惹かれたんだ
何とも解せないよな
まごつく気忙しい日々が
あの頃より素晴らしい だなんて
とてもじゃないけど 思えない

アンダーグラウンド
踏みならして今日も歌ってく
嵐の夜を抜けて 君に届くまで
アンダーグラウンド
威張り散らすような大人には
ならないと決めたんだ

君の夢に居させて
いざ遠くへ行っても
いつだってそれが 燎原の火だ
おこがましいって 分かってるけど

それ以外どうだって
異論はないんだ
防波堤の端 冴えた月が
血も涙もなく眩しい
アンダーグラウンドの終わり
ただ君の声が 咲いた
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