ダイヤモンドダスト

凍てついた空気が沁みる
まるで何か失ったみたいだ
鬱陶しいほど暑苦しかった
あの時はもう戻らないか

独善的なビジョン 手に入ったのは理想?

キラキラ光る 真っ直ぐなその瞳(め)を
耐えられなかった僕らは
きっと もう 敵わなかったよ
初雪 白く染まってく肩

憂い嘆いた あの頃が離れないけど
一寸先に見えた 消えた希望見据えた

積もってきた雪をも 溶かすような情熱を

今誓う リアルタイムな光景を
絶えさせないために僕らは
何役でも 厭わなかったよ
伝う頬を 照らした夜半(よわ)の冬

希望、理想なんて自分勝手だって
別人を演じてた
明けない暗闇を 消し去っていく
熱く あったかい眼差し

ダイヤモンドダスト 煌めく結晶
かけがえない一つ一つに
輝きをくれていたんだね
失った何かを取り戻せたかな

晴れ渡る寒空見て僕らは分かったよ
またすぐその眼差しを見れる日が来る
鬱陶しいほど暑苦しかった日々もまた来る
儚く美しい二季 過ぎる頃に

凍てついた空気が沁みる
始まりを告げているみたいだ
鬱陶しいほど暑苦しかった
しつこいほどに愛くるしかった
さぁ 行こう 夏を終えて
×