0×98

携帯が鳴って目を覚ました
「会いたい」の一言だけ
都合いい連絡だと分かっていた
なのに たまらなく嬉しくって
「いいよ」って返した

聞きたいことは聞けないまま
もう見えてる「僕らの終わり」に
触れたくなかったから

抱きしめられたのが嬉しかった
特別だと信じたかった
本気な素振りは見せなかった
僕じゃない事は知ってたから

気分屋の君からの連絡を
待ってる自分が虚しくて
他にだって沢山人はいるけど
だけど、どうして僕なの?
って まだ可能性を探してる

「嫌いになりたい」なんて言いたくない
気にしまくりの奴が言うセリフ
気にしたくもないんだ

諦めたいから連絡しないで
君と恋が出来たら良かった
会いたいから連絡しないよ
気分屋の最低な君に

僕の気持ちがどれだけ増えようとも
0の君の気持ちと掛けても...

抱きしめられたのが嬉しかった
特別だと信じたかった
本気な素振りは見せなかった
僕じゃない事は知ってたから

もうbaby そんなに僕に甘えないで
愛おしい人に もうならないで
空っぽな愛は虚しくて
会いたいなんて もう思わせないで
×