信じてみるかい

朝がのぼってきたこの部屋で
君と暮らしている毎日は
少し足りないくらいが
ちょうどいいって思うんだ

抜け殻みたいなベッドは
そのままでいいよ

「僕を信じてみるかい?」
「うん。そうする。」

朝がのぼってきたこの部屋は
言い切れないほどの思い出に
あふれているから何もいらない
退屈なんてしないんだ

食べかけみたいなパンも
そのままでいいよ

「僕を信じてみるかい?」
「うん。そうする。」
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