Prayer

小さな幸せ胸に隠して 壊れないようにそっと温めた
戻らない日々が瞬くたびに 痛みが波打つように覆いかかる

奪った分だけ 奪い返されるなら
託した願いが 願いを繋ぐように

どうか怒りも涙も 叫んで
ひとり絡まって 二度と戻れなくなる前に
どんな痛みも 消し去ることのできない思い出も
もう譲ることなく ただ振り上げたその手に触れて
結ぶ指で祈りをそっと

消そうとするほど 濃くなる面影を
隠した孤独が 鼓動を伝うまで

どうか理由も言葉も 壊して
ふたり連なって そっと薄れ消えゆく前に
どんな言葉も 響かないほど冷たい その手を
もう離したくない いま消えかけた光の方へ
枯れた声で祈りをそっと

小さな幸せ胸に隠して 壊れないようにそっと温めた
戻らない日々が瞬くたびに 指をすり抜け落ちる夢のように
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