ヘルツ

星がうたう あくびのひみつを

ひとかけら 避雷針のかわりに
触れてみたくて熱をにがした
星の砂と海辺の天使
すみかのゆくえ パジャマの袖

ほうきの模様だけがほら
町じゅうの声を盗んでおいたから
ささやくここだけが今
生まれ変わるように手を伸ばしてみれば

「聞こえる?」

ひきかえす、電波塔の目印
適当な地図でいつもごめんね
星のポスト、月面の手紙
小さな声だけ頼りにして

隠れていた雨粒が
頬にもどる朝がきたら
ねぇ、明日になっても覚えていて

ほうきの模様だけがほら
町じゅうの明かり 盗んでおいたから
またたくふたつの窓が
電波の星のようにつながる夜を越え
手を伸ばしてみたら

「おやすみ」
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