スコール

スコールの後の風の便り
不安定な季節の言葉のせいさ
雨の音が聴こえなくなる前に
そっとあなたに伝えよう

透明な風が運んでくる踊り子
遠くで微かに鳴る風鈴の音
きっと思い出す
あの夏の時の記憶
揺らぐ場面
不安定線

夏の終わりの夕立が
祭りの音頭のように
耳の奥で鳴ってる
僕らの生温い気温をほどく雨
記憶で鳴る風の音
涙してる目

「まだ手遅れになってないものもあるはずだよ
ほらみてごらん、ザーッと雨が降っている間に、
もうすっかり僕達の周りの温度はどんどん変わっていってしまう。
君はそれをただそれを感じればいい。変わってしまったことを感じるんだ。」

夏はもう
夏はもう
あの夏のスコールライン
あの夏のスコールライン

スコールの後の風の便り
不安定な季節の言葉のせいさ
雨の音が聴こえなくなる前に
そっとあなたに伝えよう

スコールの後の風の便り
不安定な季節の言葉のせいさ
雨の音が聴こえなくなる前に
きっと今なら言えるよ

透明な風が運んでくる踊り子
遠くで微かに鳴る風鈴の音
きっと思い出す
この夏の時の記憶
揺らぐ場面
不安定線

風が吹いて、
涼しさがやってくる。君が言う。
「もうすぐ、夏が終わりますね。」
×