南紀白浜はぐれ旅

あんな男の ひとりやふたり
くれてやりましょ 熨斗(のし)つけて
南紀白浜 未練がなにさ
波に投げれば 円月島(えんげつとう)の
真っ赤な夕陽が 目にしみる

少し見かけが 良かっただけで
命までもと 尽くしたの
南紀白浜 男がなにさ
ひとりたたずむ 千畳敷(せんじょうじき)で
思い出ちぎって またつなぐ

心変わりを 隠しもせずに
待っていたのね さよならを
南紀白浜 惚れたがなにさ
次の恋まで 切ないだけさ
面影消せない 白良浜(しららはま)
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