きみは涙かくして
窓辺からのりだして
バスをおりたあいつにお元気って声かけた

古いこころひらけば
顔のぞかせる恋は
笑えるほどせつなく生きつづけてた
この日のために

短い髪はそよ風
きみを追いかければ夏
かなしいためらいさえ
忘れさせてくれるはず
恋は素肌さらして
空に燃えはじめるだろ
踏みだすときはいま
いまその手に触れたい

夏は言葉なくして
帰り道も忘れた
輝いたのは秘密
あやしげにぎらついて

細い指をからめて
つめたさを遠ざけた
いまはなにもいわずに
あなただけ求めている

馬鹿な夢でいいから
まっすぐにかけてゆくよ
まぶしい海の色が
淋しい日思いだしても
ねむらせてきた恋は
いまはじけて光ってる
愛するときはいま
いまこの手に

短い髪はそよ風
きみを追いかければ夏
かなしいためらいさえ
忘れさせてくれるはず
恋は素肌さらして
空に燃えはじめるだろ
踏みだすときはいま
いまその手に触れたい
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