夕空

夕立過ぎた空ほど
夏のにおいがする
ひととおり泣きやんだなら
いつもの笑顔を僕は待つよ

答えもでないまま
あいまいな足音は
水たまりをふんでる いま
そろそろ夏はゆくよ

とんぼが行き交うのは
つわものどもの夢の跡
なんにもなかったように
夕空たかくかきけしてく

羽をかくしてたのさ
さよならさえも言わず
秋の空にきえた
泣けないね 悲しいね

いろんなことをかくしたり
なにかにきづいてみたり
いそがしい 泣いてみても
おどけてみてもかわらない

いろんなことをかくしたり
なにかにきづいてみたり
いそがしい 泣いてみても
おどけてみてもかわらない
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