暗闇

瞬く間に過ぎ去る
置いて行かないでって叫ぶ
波に呑まれ偶に逆らうだけ
逆らうことにしたよ

暗闇を抜けるため
裸足で一目散に駆ける
やがて霧が消えてなくなる時
何処で何をしてるだろう

眩しく光るから
なるべく触れないようにして
消えない傷ひとつ
未だに掻きむしって

日が沈むならもう
行かないといけないかな

暗闇を抜けるまで
体を精一杯動かす
やがて霧が消えてなくなる時
何処で何をしてるだろうな
何も変わらないままでも
せめて前を見てるだろう

東の空高くのぼる
痛みなんて忘れたよ
日が沈むならもう行こう
約束に遅れそうなんだ

暗闇を抜けた先で
これまで歩んで来た道を
振り返れば霧が消えたとして
僕ら何を思うだろうな
何も変わらないままでも
せめて前を見てるだろう

風に乗せて羽根広げて
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