鮮やかな愛憎

例えばあなたが戯れをまだ夢と敬称するなら

形はいつでも留まれずにまた違う姿を見せては
また枠のない思考の中 広く泳ぎきれないでいた

信じた証は暖を取るだけで何かは灯せなくて
私は小さな炎と共にただ揺れてた

口にしないほうがいい すべて犯されてしまうから
言葉にすべて犯されてしまう

目覚めたその時あなたの呼吸が
私の声とは遥かに違くとも
あなたの歌によく似せた深い色の
鮮やかな愛憎を今
紡ぐの

過ぎては掠れるその実像
あなたは魂を捨てた
「さようなら」

目覚めたその時あなたの呼吸が
私の声とは遥かに違くとも
あなたの歌によく似せた深い色の
鮮やかな愛憎を今
紡ぐの
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