旅立つ君と余花とチェリー

さよなら言えぬまま桜舞い散る
愛しい人… 旅立つ君と余花とチェリー

いつものように揶揄う君
緊張と苛立ちが交差 バスはまだ来ないいつもこうさ
口一杯チェリー頬張る姿に
何かを奪われた心地よい午後

ただ未開の扉開けたくて
眺めてた綺麗な細い指先
その先には満開の花

さよなら言えぬまま桜舞い散る
滑稽だった君の鼻歌僕のことを苦しめてる
疑問符付いたこの青春は興奮だけを置き去りにして
冷たい春風横切った

いつものバス停で泣いてる君
気の利いた言葉は到底見つかりはしないさどうせ
世界が終わったような湿った表情に
何かを期待したふしだらな夜

ただ一瞬がとても愛しくて
憧れた艶やかに問う眼差し
その奥には満開の花

さよなら言えぬまま桜舞い散る
甘ったるい君の香りが僕の頭を支配してる

その視線に映る景色とこの僕は同じ色さ
それでも大好きでした

さよなら言えぬまま桜舞い散る
滑稽だった君の鼻歌僕のことを苦しめてる
疑問符付いたこの青春は興奮だけを置き去りにして
冷たい春風横切った
さよなら 愛しい人
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